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アプリ活用術

第11回:糖尿病患者さん向け血糖値&生活管理アプリ4種

外部リンク先はベーリンガーインゲルハイムが所有・管理するものではなく、ベーリンガーインゲルハイムはこれらのサイトの内容やサービスについて一切責任を負いません。

糖尿病の治療は食事療法や運動療法を通して患者さんの生活習慣の改善に取り組む必要があります。そこで、医師の目が届かない日常の把握、および個々の患者さんに合わせた治療・指導をサポート可能なアプリをピックアップしました。(注:2017年7月調べの情報です)

外部リンク先はベーリンガーインゲルハイムが所有・管理するものではなく、ベーリンガーインゲルハイムはこれらのサイトの内容やサービスについて一切責任を負いません。

比較表

アプリ 特長 こんな患者さんにオススメ
からだパレット ・血糖測定器の測定データを自動受信が可能
※対応する血糖値測定器はCareFast Link(ニプロ社)
・目標値等の事前設定が可能
・患者さんと目標値や高血糖域、低血糖域を設定する事が可能
・データを医療機関側のパソコン端末などでも参照可能。
情報共有したい患者さん
診察時のコミュニケーションが苦手な患者さん
などにオススメ。
グッピーヘルスケア
-ダイエット&健康管理
・運動面のサポートが充実しているため、運動指導が容易
・血糖値のほか、食事や睡眠、各種バイタルデータを30種類以上管理が可能
・基礎体温や生理日など記録が可能
運動が苦手な患者さん
女性の患者さん
などにオススメ
ダイエット とるだけ ・1日が終ると、時間栄養学的に良い点と改善点がコメントされます。
・1か月ごとに管理栄養士のコメントが付きます。
・食事の時も自動的に記録するので血糖値の推移が予測可能
・患者さんの嗜好や食べるタイミングなどが分かり、より具体的な指導が可能。
食事管理が苦手な患者さん
アプリを扱うのが苦手な患者さん
などにオススメ
糖質カウンター
簡単に糖質を測れるアプリ
・摂取した糖質量とカロリーを数値でチェック可能
・操作性が簡単
・毎日の糖質量と体重、カロリーの推移がグラフで表示が可能。
糖質量の許容量に対しての摂取量など把握しやすい。
自己管理が苦手な患者さん
モチベーションの低い患者さん
などにオススメ

測定データを自動受診しクラウド保存する「からだパレット」(iOS、Android)

「からだパレット」とは

日々の血糖値を測定したタイミングやコメントとともに記録し、インスリン投与量も記録します。さらに、スマートフォンの健康管理アプリからのバイタルデータの取り込み記録が可能です。記録したデータは、グラフ表示により時間の経過による変化や傾向を視覚的に確認できます。2017年8月にリリース予定の医療機関登録機能を使えば、登録したデータを医療機関側のパソコン端末などでも参照可能。情報共有や診察時のコミュニケーションを円滑にします

「からだパレット」の使い方

◆準備

アプリをダウンロードし、ユーザー登録を行います。

◆使い方

血糖値測定器やスマホアプリで測定したバイタルデータを自動受信します。

取得したデータはグラフ化して出力可能。医療機関との情報共有が容易です。

目標値や高血糖域、低血糖域を設定すれば、さらに細かな血糖値管理ができます。

家族のデータも一括で管理可能です。

◆アプリの主な機能

血糖値、インスリン投与量、血圧、体重、心拍数、体温などの記録
検査値の記録ユーザーコメント記録
測定時間お知らせアラーム
記録データメール送信
家族のデータ一括管理
医療機関登録(2017年8月予定)

運動支援機能が充実した「グッピーヘルスケア-ダイエット&健康管理」(iOS、Android)

「グッピーヘルスケア-ダイエット&健康管理」とは

血糖値のほか、食事や睡眠、各種バイタルデータを30種類以上管理。基礎体温や生理日を記録すれば、次回生理日や排卵日の予想も可能なので、女性にオススメ。また、運動面についてのサポート機能が充実しており、ヨガ、ストレッチ、筋トレなどのエクササイズ動画が無料で見放題。運動が苦手な患者さんには、この動画を独習教材のように活用してもらうことで、運動指導が容易になります。糖尿病対策だけでなく、ダイエット、妊活など、データをさまざまな目標に適用できるので、複数の症状に対する生活習慣改善指導を効率的に行えます

「グッピーヘルスケア-ダイエット&健康管理」の使い方

◆準備

アプリをダウンロードし、ユーザー登録を行います。

◆使い方

トップページには、「体重」「歩く」「エクササイズ」などのカテゴリーごとの記録が一覧で表示。
入力や詳細チェックは、画面上部のタグをタップして画面を切り替えます。

「エクササイズ」のタグをタッチすると動画メニューが表れます。
初心者向け、中級者向け、上級者向けに分類され、自分にあった動画を見つけられます。

記録したデータはグラフ化されるので変化を視覚的に確認可能です。

食事の記録は写真を撮るだけ。食べた物と体重・体脂肪を比較もできます。

◆アプリの主な機能

血糖値、血圧、身長、体重、体脂肪、食事内容、睡眠時間、飲酒量などの記録
歩数計測、ランニング(サイクリング)トラッキング
エクササイズ動画見放題
生理日・排卵日予測
管理栄養士による食事指導(有料サービス)

簡単操作で日々の食事を記録する「ダイエット とるだけ」(iOS、Android)

「ダイエット とるだけ」とは

糖尿病管理栄養士監修。糖尿病とは切ってもきれない食事管理を容易にします。食べたものをカメラで撮影するだけで、「何を」「どれだけ」「いつ」食べているかを記録し、1日の食事をタイムラインで表示。メモ機能で味付けなども記録も可能です。日々の食事を視覚的に確認してもらうことで患者さんの自覚を促します。また、医師や管理栄養士は記録を見てその人の嗜好や食べるタイミングなどが分かり、より具体的な指導が可能になります

「ダイエット とるだけ」の使い方

◆準備

アプリをダウンロードします。有料サービスを利用しない場合は、ユーザー登録は不要です。

いつもの起床時間と就寝時間を登録します。

◆使い方

アプリ起動時に撮影モードになるので、そのまま撮影します。

撮影した画像はタイムラインに表示されます。
1日が終ると、身体のリズムに基づいた時間栄養学的に良い点と改善点がコメントされます。

1か月ごとに管理栄養士のコメントが付きます。

◆アプリの主な機能

食事内容の記録(写真&メモ)
食事時間アラーム
管理栄養士による食事指導

「糖質カウンター 簡単に糖質を測れるアプリ」(iOS、Android)

「糖質カウンター 簡単に糖質を測れるアプリ」とは

管理栄養士と京都大学医学部大学付属病院の共同。食事の糖質量とカロリーが簡単にカウントできます。使い方は、食べたものをリスト(コンビニ商品なども含む約10万メニュー)から選択するだけ。驚くほど簡単な操作で、きちんと糖質量を把握できます。記録はグラフ化され、1日の中での摂取量と許容量が一目瞭然。うっかりの摂り過ぎ予防をしやすく、過去との比較も容易です。診察時に患者さんから記録を見せてもらうことで、さらにきめ細かな指導を行えます。

「糖質カウンター 簡単に糖質を測れるアプリ」の使い方

◆準備

アプリをダウンロードし、ユーザー登録を行います。

◆使い方

その日に摂取した糖質とカロリーが表示されます。

食べた物の記録は、キーワード検索で表示されるリストから選択します。
(※選べるメニュー数は約10万件。)

食べた食事を簡単なメニュー分類から選ぶだけで食事の糖質量がわかります。

毎日の糖質量と体重、カロリーの推移がグラフで表示されます。
達成感や危機感が得やすく、患者さんのモチベーションアップが狙えます。

◆アプリの主な機能

糖質量、カロリーのカウントおよび記録
グラフ化および過去との比較

比較表

アプリ 特長 こんな患者さんにオススメ
からだパレット ・血糖測定器の測定データを自動受信が可能
※対応する血糖値測定器はCareFast Link(ニプロ社)
・目標値等の事前設定が可能
・患者さんと目標値や高血糖域、低血糖域を設定する事が可能
・データを医療機関側のパソコン端末などでも参照可能。
情報共有したい患者さん
診察時のコミュニケーションが苦手な患者さん
などにオススメ。
グッピーヘルスケア
-ダイエット&健康管理
・運動面のサポートが充実しているため、運動指導が容易
・血糖値のほか、食事や睡眠、各種バイタルデータを30種類以上管理が可能
・基礎体温や生理日など記録が可能
運動が苦手な患者さん
女性の患者さん
などにオススメ
ダイエット とるだけ ・1日が終ると、時間栄養学的に良い点と改善点がコメントされます。
・1か月ごとに管理栄養士のコメントが付きます。
・食事の時も自動的に記録するので血糖値の推移が予測可能
・患者さんの嗜好や食べるタイミングなどが分かり、より具体的な指導が可能。
食事管理が苦手な患者さん
アプリを扱うのが苦手な患者さん
などにオススメ
糖質カウンター
簡単に糖質を測れるアプリ
・摂取した糖質量とカロリーを数値でチェック可能
・操作性が簡単
・毎日の糖質量と体重、カロリーの推移がグラフで表示が可能。
糖質量の許容量に対しての摂取量など把握しやすい。
自己管理が苦手な患者さん
モチベーションの低い患者さん
などにオススメ

まとめー患者さんの日常生活を把握し、QOL向上の一助に―

生活習慣の改善が欠かせない糖尿病ですが、患者さんも、継続的な実践となるとなかなか難しいようです。患者さんのセルフコントロールのサポート役としてはもちろん、主治医の先生が患者さんの日常を把握するツールとしても、こうしたアプリが有効だと思われます。患者さんのQOL向上の一助に、ご検討してみてはいかがでしょうか。

著者

宇津井恵子

宇津井恵子 Utsui Keiko

1961年生まれ。フリーライター。電子部品メーカー品質管理部、人材広告企業編集部を経て、1988年よりライターに。大学入学情報および企業就職情報パンフレット等の制作を通じて、経営者、研究者、教育者、アーティスト、学生など幅広い人物取材を行ってきた。美容、健康分野でも、Webサイトを中心に記事多数。近年は、メンタルヘルスケア専門サイトにおいて、心の不調に悩む人やその家族に向けた情報記事を掲載中。