ジャディアンス 製品紹介糖尿病と心血管イベント(EMPA-REG OUTCOME®)

EMPA-REG OUTCOME®試験 Q&A

EMPA-REG OUTCOME®試験の概要は?
EMPA-REG OUTCOME®試験は、日本を含む42力国590施設において心血管イベントリスクの高い2型糖尿病患者7,020例を対象に、ジャディアンス10mg群および25mg群、プラセボ群に無作為に割り付けし、心血管リスクの高い2型糖尿病患者に対する標準治療にジャディアンスを上乗せした時の心血管アウトカムへの影響を検討しました。平均投薬期間2.6年,観察期間3.1年でした。
EMPA-REG OUTCOME®試験 試験デザイン
EMPA-REG OUTCOME®試験の評価項目は?
EMPA-REG OUTCOME®試験の主要評価項目は、3-point MACE(心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中)のいずれかの初回発現までの期間であり、重要な副次的評価項目は、4-point MACE(心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、不安定狭心症による入院)のいずれかの初回発現までの期間です。
その他の評価項目としては、心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、心不全による入院、全死亡等が事前に規定されていました。
<参考情報>EMPA-REG OUTCOME®試験の結果は?
ジャディアンスは3point-MACE(主要評価項目)のリスクを14%有意に低下させ、プラセボに対する優越性を示しました。4point-MACE(重要な副次的評価項目)においては、ジャディアンス群でプラセボに対する非劣性は示しましたが、優越性は示しませんでした。
またその他の評価項目である心血管死38%、全死亡32%、心不全による入院35%の有意なリスク低下が示されました。
安全性について、ジャディアンス投与群に性器感染症が多く報告されましたが、有害事象、重篤な有害事象、試験中止に至った有害事象はプラセボ群と同様でした。
<参考情報>EMPA-REG OUTCOME®試験の結果
<参考情報>EMPA-REG OUTCOME®試験の腎アウトカムの結果は?
EMPA-REG OUTCOME®試験の事前に規定された副次的評価項目である腎アウトカムについて解析を行いました。評価項目は、腎複合イベント[顕性アルブミン尿への進展 (UACR>300mg/g)、血清クレアチニン値の倍増とともにeGFRが45mL/min/1.73m2以下となる、腎代替療法(透析など)の開始、腎疾患による死亡]の初回発現もしくは悪化までの期間、192週までのeGFR等です。
ジャディアンスは腎複合イベントの初回発現もしくは悪化のリスクを39%有意に低下させました。また192週までのeGFRの経時的変化においてジャディアンスは試験開始後初期の4週目まで低下したのち、試験期間を通して維持されました。
<参考情報>EMPA-REG OUTCOME®試験のアジア人サブグループ解析の概要は?
EMPA-REG OUTCOME®試験では、ジャディアンスの3point-MACEのリスク低下が示されましたが、一方で糖尿病の有病率や特徴には人種差があることが報告されているため、EMPA-REG OUTCOME®試験のさらなる解析として試験に参加したアジア人1,517名について心血管アウトカムである3-point MACEとその各構成要素、全死亡、心不全による入院、有害事象の発現率等の解析を行いました。
EMPA-REG OUTCOME®試験の全体集団とアジア人の患者背景の違いは?
全体集団では平均体重が約86kgであったのに対し、アジア人では約70kgでした。また平均BMIは全体集団で約30kg/m2でしたが、アジア人では約26kg/m2でした。なお、アジア人のうちBMI25kg/m2以下の割合は約35%でした。
<参考情報>EMPA-REG OUTCOME®試験のアジア人サブグループ解析の結果は?
ジャディアンスの心血管アウトカムならびに全死亡のリスクの減少は、 アジア人においても認められ、その結果はEMPA-REG OUTCOME®試験 全体集団の結果と一貫していました。また脳卒中の発現リスクは、アジア人においてもジャディアンス群と プラセボ群とで同様であり、その結果はEMPA-REG OUTCOME®試験 全体集団の結果と一貫していました。安全性プロファイルは、 EMPA-REG OUTCOME®試験全体集団の結果と一貫していました。