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  • 医師と
  • 高血圧患者の
コミュニケーションギャップをどう解決するか「医師および高血圧患者の高血圧治療に対する意識の実態調査」から見えてきたもの

Hypertension Paradoxは2009年にNEJM誌に提唱された※1概念で、高血圧は診断方法が簡便であり、優れた治療薬が数多くあるにもかかわらず、受診して高血圧症と診断される割合は少なく、さらに、治療を受けている人のうち血圧が十分にコントロールされている患者の割合が少ないことを意味しています。わが国でも、診断と治療の最適化が図られ、医師の高血圧治療の満足度は98.9%に達しているにもかかわらず※2、降圧目標達成率は男性約30%、女性約40%にとどまっています※3。そこで、高血圧患者と医師との高血圧診療におけるコミュニケーションの実態を明らかにすべく「医師および高血圧患者の高血圧治療に対する意識の実態調査」が実施されました。そこから見えてきたのは、医師と高血圧患者間のコミュニケーションギャップの実態です。この調査の著者の1人である檜垣實男先生(愛媛大学名誉教授/医療法人仁友会南松山病院 病院長)に、調査の意義、解決すべき問題、今後の高血圧治療の課題などについて聞きました。

ひがき・じつお/1953年愛媛県生まれ。 1978年大阪大学医学部卒。1981年米国クリーブランドクリニック研究員。 1998年大阪大学加齢医学助教授を経て、2002年より愛媛大学医学部第二内科教授、同大学大学院循環器・呼吸器・腎高血圧内科学教授、同大学医学部附属病院院長を歴任。2018年4月より現職。

高血圧患者のより本音に近い声が浮き彫りに

 日本の高血圧患者さんの数は非常に増加しています。血圧は年をとるとともに上がる傾向があります。日本の人口ピラミッドの頂点にいる団塊の世代が血圧の高い高齢者世代になり、しかも70歳までに70%の人が 高血圧になるとされていますから、これは大変な事態になっていると考えています。
 2018年4月から南松山病院に赴任し、患者さんを診ていますが、さまざまな疾患の患者さんがいる中で、いかに高血圧がありふれた病気であるかということを痛感しました。高血圧対策にもっと真剣に取り組んでいかないといけないという思いを抱いています。
 そのような状況で、この実態調査を行ったのですが、とても意義のある調査でした。従来の大学などの研究機関が行う調査は、主治医と患者、1対1の関係のグループを集めて調べますが、今回はインターネットを用いて非常に多くの人の意見を吸い上げる形で実施しました。この中では主治医と患者という関係はなく、患者さんは医師に対して気兼ねも遠慮もなく回答しています。医師は医師で、一般論として患者さんや病気のことをどのようにとらえているかということがわかりました。この調査によって、患者さんたちのより本音に近い、あるいは実状に近い実態を浮き彫りにできたのではないかと思います。

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  • 高血圧患者のより本音に近い声が浮き彫りに
  • 医師が伝えたいことと、患者さんの思いは違う
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