オフェブ 製品紹介INPULSIS-ON試験(長期的な安全性、忍容性を検証)

オフェブ長期投与試験における安全性

INPULSIS-ON試験では、追跡期間192週の長期にわたって新たな有害事象は認められませんでした。ここでは、海外のエキスパートドクターにオフェブ長期投与時の安全性評価のポイントについてお話を伺いました。

National Heart and Lung Institute, Imperial College, London, UK
Prof. Toby Maher

Respiratory Medicine, Catholic University of the Sacred Heart, Rome, Italy
Prof. Luca Richeldi

INPULSIS-ON試験:安全性(主要評価項目)

オフェブの長期投与(最大68ヵ月まで)時の忍容性は良好で、有害事象の多くは管理可能であり、安全性に関する新たな問題は認められませんでした。

  • 有害事象の発現率は、オフェブ継続投与群98%(422例/430例)、オフェブ新規投与群99%(301例/304例)でした。最も多く認められた有害事象は、下痢でした。
  • 重篤な有害事象は、オフェブ継続投与群では70%、オフェブ新規投与群では68%でした。
  • 投与中止に至った有害事象は、オフェブ継続投与群では40%、オフェブ新規投与群では46%でした。いずれかの群で10%超みられた、投与中止に至った有害事象は、IPFの進行(オフェブ継続投与群:12%、オフェブ新規投与群:14%)、下痢(5%、10%)でした。

主な有害事象

主な有害事象

試験参加医師報告による有害事象は、INPULSIS試験ではMedDRA ver.19.0、INPULSIS-ON試験ではver.20.1を用いて評価した。いずれかの群において、発現率>10/100人・年であった有害事象。

  1. ※1 IPFの悪化、進行および増悪を含むMedDRA基本語(PT)の「IPF」に相当。
  2. ※2 MedDRA基本語の「体重減少」に相当し、試験参加医師の判断による体重減少。

Crestani B. et al.: Lancet Respir Med 2018 Sep 14. pii: S2213-2600(18)30339-4.
doi: 10.1016/S2213-2600(18)30339-4. [Epub ahead of print]
本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。

第Ⅲ相国際共同試験:INPULSIS-ON試験
【試験デザイン】INPULSIS試験のオープンラベル延長試験
【対象・方法】INPULSIS試験完遂後、4週間の追跡期間を完了した患者をINPULSIS-ON試験に登録し、オープンラベルでオフェブを投与した。INPULSIS試験終了時にオフェブ150mg 1日2回投与またはプラセボ投与であった患者は、オフェブ150mg 1日2回投与とした。オフェブ100mg 1日2回投与またはプラセボ投与であった患者は、試験参加医師との話し合いに基づき、オフェブ100mg 1日2回または150mg 1日2回の投与とした。試験期間中の100mg 1日2回から150mg 1日2回投与の増量、有害事象による減量や休薬を許容した。
【主要評価項目】オフェブ長期投与の安全性・忍容性
【探索的有効性評価項目】192週におけるFVC年間減少率、ベースラインから192週後のFVC絶対変化量、初回急性増悪発現までの期間、死亡までの期間
【解析計画】192週間におけるFVC年間減少率について、患者背景別(性別、年齢、人種、FVC、INPULSIS-ON試験開始時の併用薬)にサブグループ解析を実施した。また、併用療法の有無別、INPULSIS-ON試験におけるオフェブの用量別(150mg 1日2回投与、100mg 1日2回投与、両用量の投与)、用量調整別(減量および休薬あり、減量のみあり、休薬のみあり、休薬および減量なし)、用量強度別にもサブグループ解析を実施した。
【統計解析手法】192週までのFVC年間減少率:ランダム係数回帰モデルにより推定:性別、年齢、身長を固定効果、患者効果(切片と傾き)と時間を変量効果としてランダム係数回帰モデルに含めた。

PC
2018年10月作成