プラザキサ 診療サポート 薬剤師インタビュー:
アドヒアランス向上の取り組み

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電子薬歴を利用した「患者療養支援プログラム」の活用

福岡大学筑紫病院薬剤部では近隣薬局と協力して、薬剤の適正使用と患者の服薬アドヒアランス向上のため、電子薬歴を利用した「患者療養支援プログラム」を実施しています。
今回は抗凝固薬プラザキサのアドヒアランス向上に向けて、大賀薬局福大筑紫病院前店と連携した取り組みをご紹介します。

飲み忘れを責めず、継続をほめる

Q3.電子薬歴に組み込まれている指導せんはどのように活用されていますか。

松本:
初めてプラザキサを処方された方からは「飲み忘れた時や出血時にどうするか」という質問を多く受けます。その時は『プラザキサの上手な飲み方』(①) や『プラザキサを服用する患者さんへ』(②) などの患者指導せんを使って説明しています。すぐに電子薬歴の画面から印刷してメモを書き込み、患者さんにお渡しできるのでとても便利ですね。
神村:
これらの指導せんはイラスト入りでわかりやすく、注意すべき症状も簡潔にまとめられています。また、指導せんに載せてあることのほか、私たちは念のため、低血圧の症状(めまい、ふらつきなど)がある場合も、出血の可能性を考慮して、病院への受診をお勧めしています。
  • プラザキサの上手な飲み方
  • プラザキサを服用する患者さんへ
画像をクリックすると患者指導せんの掲載ページにジャンプできます

Q4.飲み忘れの多い患者さんにはどのように対応されていますか。

神村:
忙しくて服薬時刻が不規則であるなど、飲み忘れてしまう患者さんにはそれなりに理由がある場合が多いです。このような場合は、なぜ飲めないのかを聞き出し、どうすれば飲み忘れを防げるかを患者さんやご家族と一緒に考えるようにします。一方、プラザキサのような薬は年単位で飲まないといけませんから、服薬アドヒアランスのよい患者さんは大いに賞賛されるべきだと思います。自分自身を振り返ってみると、わずか5日分のかぜ薬でも症状が治まると飲まなくなることがあります(笑)。つまりは、飲み忘れを責めずに対策を一緒に考え、服薬を継続できていればほめることを大事にしています。誰でも責められたら、やる気をなくしますし、ほめられればやる気が高まりますよね。
医師にすれば、患者のことを思って薬を処方しますから、それを飲んでもらえないと、つい厳しく注意してしまうことがあるのでしょうけど、逆効果ですよね。
松本:
「飲み忘れがありますか?」と聞くと「ないです」と答えられる場合があります。そこで「薬が残っていませんか?」とか「たまには忘れることもありますよね?」と聞いて、「たまには忘れることもあります。」というお答えでしたら、忘れた時の対処を再度お伝えするようにしています。なんでも悩みを相談してもらえるように日頃からコミュニケーションをとることを心がけています。

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