プラザキサ 診療サポート 薬剤師インタビュー:
アドヒアランス向上の取り組み

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薬局の外に出て積極的に患者さんの近くへ

薬剤師の先生の取り組みをご紹介いたします。

薬局から外に向かう姿勢

Q3. 在宅支援を行う際、地域の医療従事者などとどのように協力されていますか。

有限会社メディカほし薬局 代表取締役 星 利佳 先生
星:
患者さんのお宅を訪れる前には地域包括支援センターの保健師や訪問診療の医師、看護師などと情報をやりとりして、患者さんの状況を事前に確認します。
医療・介護の関係者が集まる「地域ケア会議」では医師や看護師、保健師、社会福祉士、介護ケアマネージャーの方と意見交換する機会もありますね。個別事例の検討で、異なる医療機関から類似薬が重複処方されている場合には減薬を医師に仲介依頼することもありますが、なかなか切り出しにくい提案をすることもあるので医師との信頼関係はとても重要だと実感しています。

医師とのつながりを深めた「ネットワークミーティング」

Q4. 星先生はさまざまな場面で医師とコミュニケーションを取る機会が多いと思いますが、どのように信頼関係を築いておられますか。

星:

「地域ケア会議」の他に、病院で診療されている時など院内外で医師とやりとりすることも少なくありません。その際、個人的な面識があるとスムーズにコミュニケーションが図れますが、実は日本ベーリンガーインゲルハイム主催の医療講演会がきっかけで周辺地域の循環器医と信頼関係を深めることができたので本当によかったなと感じています。

出席者が全員医師という講演会で一体何を話せばよいのか最初は不安でしたが、ちょうど今お話ししてきたような薬剤師の仕事や服薬指導について、プラザキサの例を軸に思い切って伝えてみたのです。すると「本当に薬が飲めているかどうか、患者さんの自宅に行って確認までしてくれることがあるんですか」と出席者から驚きの声をいただき、薬剤師の役割を理解していただく共に、顔の見える信頼関係を築く大きな機会になりました。
おかげで、処方せんの内容で医師に確認したい時も「ちょっと教えてください」と頼みやすくなりました。といっても忙しい時間帯に電話をかけては診療の妨げとなりかねないので、クリニックでしたら診療の合間にさっと訪問して直接質問したり、総合病院の場合は看護師に質問メモを渡してタイミングを見て取り次いでもらったりなどの対応をしています。

本当にメモ書き程度なのですが「薬局の星さんから、あなたの薬の件でお手紙をもらいましたよ」と話してくれる医師もいて、患者さんと薬局との関係を深める手助けとなり本当にありがたいことだと思っています。

Q5.今後さらに力を入れていきたい取り組みについて教えていただけますか。

星先生 虹の名刺

星:
私の名刺には「虹」をあしらっているのですが、それは医療・福祉と患者さんを結ぶ架け橋でありたいという希望があるからです。これからも薬局の外にも目を向け、地域の医療・福祉関係者と協力しながら患者さんに寄りそっていきたいと思います。

もう一つ、患者さん一人ひとりの背景に十分耳を傾けて、行動変容につなげられるような薬剤師になりたいという目標があります。脳梗塞予防が目的のプラザキサは適切な服用継続が必須ですが、高血圧など生活習慣の改善で効果が期待できる病気もあります。実際に「毎食時の味噌汁や漬け物の回数を減らしてみましょう」という提案をして薬が不要なくらい血圧が低下した患者さんもいました。薬が少なくて健康に過ごせるなら誰でもそのほうがよいですよね。服薬指導だけでなく、相談を通じて患者さんの気持ちに働きかけられる薬剤師を目指したいと思っています。

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