プラザキサ 診療サポート薬剤師レポート
ザ・プロフェッショナル ~私の服薬指導術~

第6回 アドヒアランス向上のために
お薬手帳を医師への情報提供に役立てる

薬剤師の先生の取り組みをご紹介いたします。

まずはお薬を飲んでみようという気持ちにさせることが大切

Q1.初めてプラザキサを使用される患者さんに対しての服薬指導のポイントを教えていただけますか。

株式会社 横須賀薬局 つぐみ薬局 薬局長 武田 未佳先生
株式会社 横須賀薬局
つぐみ薬局 薬局長
武田 未佳先生
武田:

患者さんにこのお薬を飲んでみようという気持ちになっていただくところからまず始めるようにしています。プラザキサを初めて服用される患者さんは、主治医から病気のことや服薬の必要性について一通り説明を受けてから薬局に来られますが、薬局に来て実際に薬剤を目にしたり支払金額が変わったりすることを知って戸惑いを感じる方もいます。

まずはプラザキサに対しての抵抗感を除いて、「用法・用量を守っていただければ安心して服薬できるお薬」ということを納得していただいた後に、「多めのお水で飲んでください」などの服用方法や注意事項について、「プラザキサの上手な飲み方」や「服薬カレンダー」、「服薬確認PTPホルダー」などを使用しながら説明していくと、皆さんよく理解してくださいます。

「服薬確認PTPホルダー」は飲み忘れを防ぐために導入時に使用していますが、服薬に慣れてきた患者さんの中には「飲み忘れないから便利なので続けて使いたい」と使用を希望される方がいます。

薬剤の説明はTVや新聞などメディアで使われている言葉を使ってより親しみやすく説明する

Q2.プラザキサをはじめとする抗凝固薬の服用意義についての説明で工夫されていることはありますか。

武田:
導入時にはわかりやすく「血液をサラサラにするお薬です」となじみのある言葉で説明していることでしょうか。正確なところを言えば少し違いますが、患者さんはTVや新聞などメディアで見たり聞いたりする言葉には親しみを持たれるからです。「ああ、聞いたことがある」と受け入れてくださることが多いですね。
はじめから詳しい説明をしてしまうとそんなに難しい薬なら飲みたくないとか、自分は重病なのかと落ち込む方もおられますので、導入ではまずは「飲んでいただく」ということに全力を尽くします。もちろんお話ししていてもっと詳しく知りたいという方や、併用薬の関係で効果の違いを説明する必要があるときには踏み込んで説明をします。

アドヒアランス向上には副作用の確認と生活スタイルに合った服薬指導が大切

Q3.継続服用されている方に対して特に注意されていることをお教えください。

武田:
服薬の中断を防ぐためには副作用について気を配ることがやはり重要だと思います。自覚症状をご自分から訴える方は少ないので、「あざができやすいことはありますか」、「出血したとき止まりにくいことはありますか」、「歯磨きしていて血が出て止まりにくいことはありますか」など具体的にお聞きして確認するようにしています。
またアドヒアランスについては、「今日の夜の分までありますよね」とか「お薬をなくしたりしたことはないですか」などと尋ねて、その反応によって飲み忘れがないか、残薬の確認もしていきます。ご本人がわからない場合にはご家族に薬の管理や服薬方法、食事量、生活に変化などをお聞きしていきます。食事量や生活の変化はアドヒアランスに関係しますので、特に注意が必要ですね。