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ジオトリフ
がん
安全性
Q ジオトリフの主な副作用である口内炎についての注意点は?その対策は?
A  

口内炎には確立した治療法がないため対症療法を実施します

  • 口内炎の治療では、うがいと口腔ケアを継続します
  • 軽度~中等度の痛みには、リドカインなどの局所麻酔薬によるうがいを実施し、アセトアミノフェンか非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を投与します
  • 保湿剤による粘膜保護に加えて、疼痛緩和や抗炎症効果を期待して口腔内に低出力レーザーを照射することがあります

口内炎のGrade別発現状況(LUX-Lung 3のジオトリフ群;n=229)

口内炎のGrade別発現状況(LUX-Lung 3のジオトリフ群;n=229)

■口内炎発現時の対応

  • Grade 3以上の口内炎、もしくは忍容できないGrade 2の口内炎が認められた場合は、Grade 1以下に回復するまでジオトリフの投与を休薬してください
  • 口内炎には確立した治療はなく、症状にあわせた対症療法が主になります
(1) 含嗽および口腔ケア
治療においても口腔ケアと含嗽は継続します。含嗽剤は口腔内の保清、保湿に加えて、消炎鎮痛、組織修復が主な目的です。口内炎が発生すると疼痛により口腔ケアが困難になります。疼痛が強い場合は、まず局所麻酔薬、消炎鎮痛薬を使用し、激しい疼痛の場合はオピオイドを組み合わせて口腔ケアを継続するように努めます。
(2) 消炎および鎮痛薬
軽度から中等度の痛みには、局所麻酔薬(リドカインなど)による含嗽に加え、アセトアミノフェンか、非ステロイド性抗炎症薬(解熱消炎鎮痛薬:NSAIDs)を使用します。中等度以上の痛みで除痛が困難な場合は麻薬系鎮痛薬を使用することもあります。ただし、NSAIDsはシスプラチンなどの腎毒性のある薬剤との併用では、腎機能障害が増悪する可能性があるため注意が必要です。骨髄抑制などの免疫低下状態では、口腔カンジダ症やウイルス性口内炎が増悪することがあるので、ステロイド治療は使用方法に慎重さが求められます。漫然と大量もしくは長期に使用するべきではありません。
(3) 粘膜保護
口腔乾燥からの粘膜保護は保湿剤に加え、副交感神経を刺激して唾液の分泌を促すピロカルピン塩酸塩錠、人工唾液などを補助的に使用するとよいです。
(4) 低出力レーザー
低出力レーザーを口腔内に使用すると、その特性から深部では吸収だけが起こり表層で強い拡散が起こるため、口腔内に露出した部分(口腔粘膜)にのみ効果が得られます。低出力レーザーは、細胞の活性化やコラーゲン新生の促進、血流改善や血管新生の促進などに関与し、疼痛緩和効果をはじめ抗炎症効果、鎮静効果、創傷治癒促進効果がみられるため、口内炎治療に応用されています。
  • ジオトリフ 適正使用ガイド
  • 厚生労働省 重篤副作用疾患別対応マニュアル 抗がん剤による口内炎 2009

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上記のQ&Aはお役に立ちましたでしょうか。
更なるお問合せがございましたら、専任薬剤師が こちら(DIセンター)にて承ります。