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ミラペックス
パーキンソン病
有効性
Q ミラペックスのL-DOPA非併用下での臨床的有効性は?
A  

ミラペックスは早期パーキンソン病(L-DOPA非併用)患者のUPDRS PartⅡ+Ⅲ合計スコアをプラセボに比べ、有意に改善しました。(国際共同試験、海外データ)

L-DOPA非併用時におけるミラペックスLAの臨床成績

早期パーキンソン病患者を対象とした日本人を含む
第Ⅲ相国際共同試験:優越性および非劣性の検証試験1, 2)

承認時評価資料

目的:
日本人を含む早期パーキンソン病(L-DOPA非併用)患者におけるミラペックスLAの有効性、忍容性および安全性について、プラセボおよびビ・シフロールと比較する。
対象:
早期パーキンソン病(L-DOPA非併用)患者539例(評価例数:投与18週時253例、投与33週時523例)(安静時振戦、運動緩慢、筋固縮の少なくとも2つ以上の症状を有する、Modified Hoehn & Yahr重症度1~3、パーキンソン症状に対する追加治療または治療開始が必要)
方法:
ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験
(投与18週:プラセボ群に対する優越性を検証、投与33週:ビ・シフロールに対する非劣性を検証)ミラペックスLA0.375~4.5mg/日またはプラセボを1日1回朝(食前または食後)、ビ・シフロール0.375~4.5mg/日またはプラセボを1日3回等量分割で経口投与した。漸増期7週間、維持期26週間、漸減期最長6日間とした。
評価:
主要評価項目:
投与18週におけるUPDRS PartⅡ(日常生活動作)+Ⅲ(運動能力)合計スコアのベースラインからの変化量(UPDRSについてはp.12参照)
重要な副次評価項目:
CGI-IおよびPGI-Iに基づくレスポンダーの割合
  1. 1) Salin, L. et al.: 承認時評価資料
  2. 2) Hauser, R. A. et al.: Mov. Disord. 2010;25(15): 2542
    本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。
  3. 3) Poewe, W. et al.: Neurology. 2011; 77(8): 759
    本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。
■投与18週におけるUPDRS PartII+III合計スコアの変化量:主要評価項目

投与18週におけるUPDRS PartⅡ(日常生活動作)+Ⅲ(運動能力)合計スコアの変化量は、ミラペックスLA群-8.1、プラセボ群-5.1となり、有意差が認められました。

UPDRS合計スコアの変化量(投与18週)

UPDRS合計スコアの変化量(投与18週)

調整平均値、群間検定は投与群と治験実施国を因子、ベースライン値を共変量としたANCOVAより算出。

Hauser, RA. et al. : Mov. Disord. 25(15): 2542, 2010
本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。

■国内で承認されたミラペックスLAの【用法・用量】
通常、成人にはプラミペキソール塩酸塩水和物として1日量0.375mg1日1回食後経口投与からはじめ、2週目に1日量を0.75mgとし、以後経過を観察しながら、1週間毎に1日量として0.75mgずつ増量し、維持量(標準1日量1.5 ~ 4.5mg1日1回食後経口投与)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減ができるが、1日量は4.5mgを超えないこと。
■パーキンソン病に対して国内で承認されたビ・シフロールの【用法・用量】
通常、成人にはプラミペキソール塩酸塩水和物として1日量0.25mgからはじめ、2週目に1日量を0.5mgとし、以後経過を観察しながら、1週間毎に1日量として0.5mgずつ増量し、維持量(標準1日量1.5 ~ 4.5mg)を定める。1日量がプラミペキソール塩酸塩水和物として1.5mg未満の場合は2回に分割して朝夕食後に、1.5mg以上の場合は3回に分割して毎食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減ができるが、1日量は4.5mgを超えないこと。
■投与33週におけるUPDRS PartII+III合計スコアの変化量:主要評価項目

ミラペックスLAは、投与18週以降もUPDRS PartⅡ(日常生活動作) + Ⅲ(運動能力)合計スコアが低値を維持し、投与33週におけるUPDRS PartⅡ + Ⅲ合計スコアの変化量は、ミラペックスLA群-8.2、ビ・シフロル群-8.7、プラセボ群-1.2となり、ミラペックスLA群はビ・シフロル群に比較して劣らないことが示され、またプラセボ群との間に有意差が認められました。

UPDRS合計スコアの推移(投与33週) UPDRS合計スコアの変化量(投与33週)

Poewe, W. et al.: Neurology. 2011;77(8): 759より一部作図
本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。

UPDRS(Unified Parkinson’s Disease Rating Scale)
UPDRSはパーキンソン病患者の病態を把握するための評価尺度として1987年に導入され、海外で広く使用されている。各種の症状の重症度が数値化して示され、精神機能、行動および気分の評価(PartⅠ)、日常生活動作の評価(PartⅡ)、運動能力検査(PartⅢ)、治療の合併症(PartⅣ)からなり、全項目数は42である。評価は0 ~ 4の5段階で行う。薬剤の効果判定および病気の自然経過や治療経過の解析の際には非常に優れている。とくにPartⅡおよびPartⅢは実用的で、UPDRSで薬物の治療効果を評価することが世界標準になりつつある4)。日常生活動作は運動能力と密接に関係しており、PartⅡ+Ⅲ合計スコア[0(障害なし)~160(最重度障害)]の変化量は、臨床的にみたパーキンソン病の重症度の変化の程度と相関すると考えられる5)
  1. 4)山本光利: パーキンソン病‐診断と治療‐柳澤信夫編, 金原出版. 東京, 65-80, 2000
  2. 5)Shulman, L.M. et al.: Arch. Neurol. 67(1): 64-70, 2010
■投与33週におけるCGI‐IおよびPGI‐Iに基づくレスポンダーの割合:重要な副次評価項目

ミラペックスLA投与により、投与33週でのCGI-Iレスポンダーの割合※1は41.4%、またPGI-Iレスポンダー の割合※2は34.4%であり、いずれもプラセボ群と比較して有意な改善を示しました。

CGI‐IおよびPGI‐Iレスポンダーの割合(投与33週)

Poewe, W. et al.: Neurology. 2011;77(8): 759より作図
本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。

  1. ※1 CGI-Iレスポンダーの割合:CGI-Iで「著明改善」または「中等度改善」を示した患者の割合。
  2. ※2 PGI-Iレスポンダーの割合:PGI-Iで「大幅な改善」または「中程度の改善」を示した患者の割合。
CGI-I(担当医師による全般的印象‐改善度)
同一評価者が患者へのパーキンソン病症状について質問し、有害事象の評価および併用療法を評価した後に、全般的なパーキンソン病症状の改善度(7段階:著明改善、中等度改善、軽度改善、変化なし、軽度悪化、中等度悪化、著明悪化)を評価する。
PGI-I(患者による全般的印象‐改善度)
患者採点式の質問票であり、治療期間を通して患者のパーキンソン病症状の改善度の評価(7段階:大幅な改善、中程度の改善、若干の改善、変化なし、若干の悪化、中程度の悪化、大幅な悪化)を評価する。
■副作用

投与33週時における副作用は、ミラペックスLA群223例中141例(63.2%)、ビ・シフロール群213例中134例(62.9%)、プラセボ群103例中40例(38.8%)に認められました。その主なものは、ミラペックスLA群で傾眠76例(34.1%)、悪心42例(18.8%)、浮動性めまい18例(8.1%)、便秘15例(6.7%)、口内乾燥12例(5.4%)等、ビ・シフロール群で傾眠62例(29.1%)、悪心41例(19.2%)、浮動性めまい19例(8.9%)、便秘13例(6.1%)等、プラセボ群で傾眠12例(11.7%)、悪心、浮動性めまい各6例(5.8%)等でした。

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