スピリーバ吸入器の使用方法ハンディヘラー -医療従事者の方からの FAQ-

準備時

Q1日1回の吸入はいつ吸入したら一番効果がよいのでしょうか
A患者様の生活にあわせて頂いて問題ありません。
しかし、日中の活動時間帯に肺機能が高く保てること、朝投与の方がコンプライアンスを良好に保てることなどから、投与時間は朝一回をおすすめします。
Q他の吸入剤と併用する際はどういう順番で吸入したらいいでしょうか
A特に推奨される吸入順序はありません。
通常、気管支喘息ではβ刺激剤を先行させて吸入することにより、吸入ステロイド剤あるいは抗コリン剤の吸入効率が増すことが期待できます。 しかしながら、COPDの場合は、β刺激剤そのものの気管支拡張作用は気管支喘息ほどは期待できず、多くの症例では抗コリン剤への反応性が良いとされています。従って、β刺激剤と抗コリン剤の吸入の順序は、気管支喘息ほど厳密に決める必要がないと考えられます。
Q誤って、カプセルを内服してしまいましたが、どうしたらいいでしょうか
Aスピリーバは内服しても、ほとんど吸収されないために、効果は得られません。誤飲された場合でも特別な措置を講じる必要性は低いと考えられます。
Q吸入を忘れてしまいましたがどうしたらいいでしょうか
A気がついた時点で、吸入できるようでしたら、できるだけ早く吸入してください。しかし、吸入用具・吸入薬を持ち合わせていない場合や、次に吸入する時間が近い場合には、1回分を飛ばして、次の分からふだんの吸入のしかたに戻してください。
Qきちんと吸入できたかどうかの目安はありますか
Aスピリーバは、正しく吸入できても、ハンディヘラー及びカプセルにうっすらと内容物が残ることがあります。明らかに白色の粉末が残っている場合は、吸入ができていない可能性があります。 また、正しく吸入できている時には、ハンディヘラーから、プルプルと音がしますので、音を確認することで正しく吸入できているかどうかを判定できます。
Q吸入後にうがいをする必要がありますか
A必ずしも吸入後にうがいをする必要はありません。しかし、うがいをすることで、吸入後に起こる口渇などの副作用を軽減できることがあります。
Qスピリーバは、具体的にはどこに保管したらいいでしょうか
A25℃以上にならない場所での保管が難しい場合には、冷蔵庫保管が望ましいです。直射日光を避けてなるべく涼しい場所に保管してください。
Q温度変化が激しい夏場はどうやって保存すればいいですか
A25℃を超えないのであれば、室温で保存していただいて構いません。
Q旅行先に持参しようと思うのですが、どんなところに保存すればよいですか
Aなるべく涼しいところに保管してください。 一時的な高温条件でしたら通常の保管方法でかまいません。
Qブリスターを冷蔵庫に入れて保管しても大丈夫ですか
A冷蔵庫に保管することができ、冷蔵庫に入れている間の安定性は保たれます。しかし、冷凍庫での保管は避けてください(凍らせないでください)。
Qブリスターのシートを全部開封してしまいましたが、使えますか
A誤って次のカプセルまではがしてしまった場合は、そのカプセルは廃棄して、ご使用にならないようお願いいたします。スピリーバは、湿気や温度の影響を受けて成分が変化する可能性があります。
Qハンディヘラーはどのくらいの頻度で洗ったらいいでしょうか
A月に1回程度もしくは必要に応じて水またはぬるま湯で洗浄してください。毎日洗浄する必要はありません。
Qハンディヘラーはどのくらいの頻度で交換したらいいでしょうか
A破損が無ければ、約1年をめどに交換をお願いします。

参考:臨床試験では、1年間で1個のハンディヘラーを使用して、操作に問題は生じませんでした。ハンディヘラーの耐性試験では、約6000回の使用を想定して、流量抵抗の変化を確認したところ、明らかな変化は認められませんでした。
Qハンディヘラーのみの包装はありますか
A交換などに備えて、ハンディヘラーのみの包装をご用意しております。
Qハンディヘラーはどのように廃棄したらいいでしょうか
Aハンディヘラーは、プラスチックと金属から出来ています。患者様が廃棄の際には、地方自治体の廃棄方法に従うようご指導ください。 ハンディヘラー内部には、カプセルに穴を開けるための針があり、危ないので分解しないようにしてください。