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第2回 患者さんはどんなときに行動を変える?

トラゼンタ 糖尿病患者さんの行動変容をもたらすには? トラゼンタ 糖尿病患者さんの行動変容をもたらすには?

シリーズ「糖尿病患者さんの行動変容をもたらすには?」では、糖尿病患者さんの意識や行動を変え、前向きに治療に取り組んでもらうためのポイントや指導方法をご紹介します。今回は、前回に引き続き奈良県立医科大学 糖尿病学講座 教授の石井 均先生に、「患者さんはどんなときに行動を変える?」を中心に解説いただきます。食事指導に役立つ「家族も満足!糖尿病レシピ」も掲載していますので、ぜひご覧ください。

糖尿病患者さんの心理的負担と軽減のための支援

石井 均先生 石井 均先生

患者さんは病気そのものに対する不安だけでなく、治療への負担を感じている

糖尿病と診断された患者さんに、「糖尿病と診断されてどう思いましたか?」と問いかければ、「食事を制限しなければならないと思った」「好きなもの/甘いものが食べられなくなると思った」など、食事の楽しみを奪われると感じたという回答が多くみられます。患者さんは、病気そのものに対する不安ももちろんあるでしょうが、治療への抵抗や負担を感じることが多いようです。このような患者さんには、治療の必要性や有効性の説明、治療に伴う負担を軽減する、治療を実行できる自信を育てる、などの支援が必要です。
支援は、行動を変えることへの患者さんの準備状態に応じて使い分けることが有用です。例えば、治療をすぐに始めるつもりの段階(準備期)にある患者さんには、「目標設定」や「行動強化」を、望ましい行動を始めて6ヵ月以内の段階(行動期)にある患者さんには、「逸脱・再発予防対策」を行います。

多理論統合モデル(変化ステージモデル)
患者さんはどんなときに行動を変える?

石井 均先生 石井 均先生

患者さん自身が選択した取り組みやすい項目から実践し、効果を実感する

患者さんは、自分が「納得したとき」に行動を変えることが多いです。
患者さんが納得するパターンは、大きく2つあります。
1つ目は、患者さんが何かを実践し、それにより良好な結果を得られたときです。2つ目は、信頼する医師から実践できそうなアドバイスを得たときです。信頼していない医師からのアドバイスはそもそも聞き入れませんし、実践できないことをやろうと思う人もなかなかいません。そこで、患者さんが実践する項目を、難易度別に医師から提案することも一案です。例えば、「食事の際は野菜を先に食べましょう」、「食べるものはカロリー計算しましょう」、「間食は控えましょう」などの項目から、実践できそうなものを選択してもらいます。患者さんは自分の意思で、取り組みやすそうな項目を選択します。患者さん自身が選択した項目を達成し、効果を実感すると、喜びや自信につながります。そして、このような喜びや自信が行動を変えるきっかけとなります
『治療同盟』が確立した関係において、適切かつ実現可能なアドバイスをし、そのアドバイスを実践したときに良好な結果が得られれば、患者さんの行動は変わっていきます。

患者さんが行動を変えるとき
1. 患者さんが何かを実践し、それにより良好な結果を得られたとき
2. 信頼する医師から実現できそうなアドバイスを得たとき
食事療法をどうしても守れない患者さんへの対応

石井 均先生 石井 均先生

血糖値の軽度悪化に気がついた時点で生活習慣について再確認し、適宜励ましの言葉をかける

食事療法を守れない患者さんのパターンは、2つが考えられます。
1つ目は、3食の食事が多くなってしまう患者さんです。このような患者さんには、食べる順番の指導が受け入れられやすいと思います。血糖上昇抑制のために、野菜を食べ、その後、汁物や魚料理や肉料理をとり、最後にごはんを食べること。さらにそれぞれに時間をかけて食べ、早めに満腹感を得られるように指導します。
2つ目は、好物を食べたことをきっかけに、徐々に食生活が乱れてしまう患者さんです。「これぐらいなら大丈夫だろう」と、少しずつ食事量が増えてしまうパターンですね。実臨床では、このパターンがもっとも多いのではないでしょうか。このような患者さんは、急激な血糖値の上昇がないために見逃しがちですが、放置すれば確実に血糖コントロールの悪化につながります。
血糖値の軽度悪化に気がついた時点で生活習慣について再確認し、食生活の乱れを評価し、適宜励ましの言葉をかけることが重要です

食事療法を守れない患者さん
1. 3食の食事量が多い患者さん
→食べる順番のアドバイスを
2. 徐々に食生活が乱れる患者さん
→軽度な血糖値悪化に気づき、声がけを
なかなか話してくれない患者さんへの対応

石井 均先生 石井 均先生

『治療同盟』がうまく築けていれば、医療者と患者間で事実の共有ができるように

「この先生に話しても仕方がない」、あるいは「本音を言ったとき欲しい回答が得られなかった」。このような患者さんが、自分のことをなかなか話してくれない傾向にあるように思います。
前者は、『治療同盟』がうまく築けていない状態なのではないかと考えられます。『治療同盟』が確立できると、医療者と患者間で事実の共有ができるようになります
後者の対応は、基本は、話の腰を折らない(相手の言葉に留まる)こと、根気よく対応すること、患者さんのネガティブなサインをキャッチすることなどがヒントになると思います。

話してくれない患者さん
1. 「この先生に話しても仕方がない」
→治療同盟の構築を
2. 「本音を言ったときに欲しい回答が得られなかった」
→根気よい対応・前向きな声がけ
家族も満足!糖尿病レシピ

焼き鮭と野菜のカレー風味南蛮漬け

材料(2人分)

  • 生鮭( 一口大)… 2 切れ
  • 玉ねぎ(せん切り)… 1/4 個
  • セロリ(スジを取り斜め薄切り)… 1/3 本
  • 赤パプリカ(乱切り)… 1/4 個
  • 黄パプリカ(乱切り)… 1/4 個
  • 生しいたけ(そぎ切り)… 2 枚
  • 酒… 大さじ2
  • サラダ油… 大さじ1
  • A

    • 片栗粉… 小さじ1
    • カレー粉… 小さじ1
  • B

    • だし汁… 80cc
    • 酢… 大さじ2
    • カレー粉… 小さじ1
    • 砂糖… 大さじ1
    • しょうゆ… 大さじ1と1/3
    • 赤唐辛子… 1/2 本
  • 作り方

    • 1バットに、玉ねぎとセロリを入れておく。

    • 2鍋にBを入れて火にかけ、沸騰したら火からおろし1に加える。

    • 3フライパンにサラダ油を熱し、薄くAをまぶした生鮭を入れて、空いているところにパプリカと生しいたけものせて、途中返しながら焼く。

    • 4酒をまわし入れて、2~3分焼き、1のバットに加え、野菜と一緒に20分ほど漬け込む。

焼き鮭と野菜のカレー風味南蛮漬け

  • 栄養価(1人分)233kcal
  • 塩分2.0g
  • 炭水化物15.5g
  • 食物繊維2.8g

パプリカのゴマきんぴら

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大越 郷子先生

レシピ監修

大越 郷子先生

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