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第4回 行動変容におけるチーム医療の重要性

トラゼンタ 糖尿病患者さんの行動変容をもたらすには? トラゼンタ 糖尿病患者さんの行動変容をもたらすには?

シリーズ「糖尿病患者さんの行動変容をもたらすには?」では、糖尿病患者さんの意識や行動を変え、前向きに治療に取り組んでもらうためのポイントや指導方法をご紹介します。今回も、前回に引き続き岡山済生会総合病院 糖尿病センター センター長の中塔 辰明先生に、「行動変容におけるチーム医療の重要性」について解説いただきます。食事指導に役立つ「家族も満足!糖尿病レシピ」も掲載していますので、ぜひご覧ください。

行動変容を起こすためにチームで支えるメリット

中塔 辰明先生 中塔 辰明先生

患者さんの悩みや生活背景を把握して受け止めることができる

多職種からなるチームで患者さんと関わることにより、一人では気づくことができなかった患者さんの悩みや生活背景を把握して受け止めることができるようになります。当院の佐藤真理子看護師の言葉ですが、患者さんのために力になりたいとチームメンバーが思っていると、患者さんにも“自分の悩みをわかってくれる人たちがいる”という思いがわき、それが行動変容につながるのだと思います。
また、前回お話したように、行動変容を起こしてもらうための指導のポイントのひとつに体験していただくことがあります。当院ではそうした体験ができる取り組みを積極的に実施しています。それをするためには、医師一人でできることは限られていますので、チームで取り組むことが必要になってきます。

患者さんの気づきを促し、興味とやる気を引き出す
取り組み

中塔 辰明先生

カンバセーション・マップやワールドカフェ方式の情報交換会

当院では、参加型・体験型の取り組みとして、グループワーク型の教室であるカンバセーション・マップや対話型の教室であるワールドカフェ方式の情報交換会などを取り入れています。
たとえばワールドカフェ方式の情報交換会では、まずテーブルの上に大きい紙を置いて、日ごろ感じていることや疑問に思っていることを患者さん同士話し合っていただき、それを書きとめていきます。一人が話しだされると、順番に話が進んでいき、患者さん同士で体験を共有することができます。その結果、糖尿病への理解が深まって治療への意欲が向上される方、普段の生活におけるヒントが得られて行動目標を立てられる方などがいらっしゃいます。こうした点が参加型・体験型の教室のメリットだと思います。
さらに、その後、私たちが用意した数種類のおやつ(トマトゼリー、チーズケーキなど)からお好きなものを選んで食べていただき、その前後で血糖を測定して、食事と血糖変動の関係を体験してもらうという試みも行っています。一人ひとり様々な血糖の動きがあるのですが、その理由について患者さん同士でディスカッションしていただくことで、血糖測定の重要性や血糖上昇のタイミングといった気づきを得ることができます。

第5回糖尿病連携友の会
チーム医療を実践するために必要なこと

中塔 辰明先生 中塔 辰明先生

チーム医療に必要な10ヵ条

当院ではチーム医療に必要な10ヵ条を考えています。
チームとしての信念、ビジョンがあること、目的を共有していることなどに加え、チームメンバー同士がお互いの個性と強みを知り、それを活かしていくことも大切です。また、メンバー間のコミュニケーションがとれていることも必要であり、そのためには情報や意見を共有できるカンファレンスが欠かせません。当院では週に1回のカンファレンスを開いていますが、メンバーが気兼ねなく発言できるよう、小さめの机のまわりに輪になって集まるなど、話しやすい雰囲気を作っています
さらに、チーム医療を介してメンバー自身が学習、成長でき、仕事の喜びや達成感を味わえるとともに、そうした努力の成果がきちんと評価されるシステムを構築することも必要だと考えています。

患者さんの行動変容をささえる
~チームでのアプローチ~
チーム医療に必要なこと10ヵ条
1. チームとしての理念、ビジョンがあること
2. チームとしての目的を共有していること
3. 治療上必要な情報や目標を共有していること
4. メンバー一人ひとりの強み(専門性)を活かせること
5. 業務を分担しつつ、互いに連携・補完し合えること
6. メンバー間のコミュニケーションがとれていること
7. チーム医療を通じて メンバー自身が学習し、成長できること
8. 忙しくても 仕事の喜びや達成感を味わえること
9. メンバー間で喜びや悲しみを共有できること
10. 努力の成果がきちんと評価されること

月刊糖尿病 2014.1 Vol.6 No.1

カンファレスの雰囲気づくり
チーム作りの第一歩は環境作り

中塔 辰明先生

やる気のあるスタッフが活動できる環境を作ることから始める

看護師、栄養士、薬剤師などのスタッフの中には、患者さんの様々な問題に関わりたいと思っていても、その場がなくて活動できていない方がいます。チーム作りは、そのようなスタッフを見つけて、活動できる環境を作ってあげることから始めるといいと思います
当院では、スタッフからの様々な提案に対して基本的に「まずはやってみる」という方針で臨んでいます。スタッフおのおのが患者さんのためになることを考えての提案なので、それを活かしていくことがよいのではないかと考えています。

次回も引き続き中塔先生より、患者さんの行動変容におけるICTの活用について伺います。

家族も満足!糖尿病レシピ

ニラの山芋入りチヂミ

材料(2人分)

  • 卵 … 2 個
  • 山芋(すりおろす)… 120g
  • ニラ(3cm長さに切る)… 1 束
  • 小麦粉 … 大さじ1
  • ゴマ油 … 大さじ1
  • 白ゴマ … 小さじ1
  • 糸唐辛子 … 少々
  • A

    • 鶏ガラスープの素 … 小さじ1/2
    • 湯 … 大さじ1
    • 塩 … 少々
  • B

    • 赤みそ … 大さじ1
    • みりん … 小さじ2
    • 砂糖 … 小さじ1
    • おろしにんにく … 小さじ1
  • 作り方

    • 1ボウルに卵を割りほぐし、山芋とAを混ぜ合わせる。

    • 2ニラに小麦粉を加え、全体にまぶし、1に加え混ぜる。

    • 3フライパンにゴマ油を熱し、2を平たく均等に広げ、白ゴマをふり、4~5分焼く。

    • 4底面が焼けたら、反対に返し、さらに1~2分焼いて、適当な大きさに切り分け、器に盛り付け、糸唐辛子を添えて、混ぜ合わせたBを添える。

ニラの山芋入りチヂミ

  • 栄養価(1人分)285kcal
  • 塩分1.9g
  • 炭水化物29.5g
  • 食物繊維3.9g

たたき山芋ときゅうりのゆかり和え

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たたき山芋ときゅうりのゆかり和え

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大越 郷子先生

レシピ監修

大越 郷子先生

トラゼンタの有効性

食事・運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者さんの治療に、早期から将来までシンプルに同一用量で優れたHbA1c低下作用を示すトラゼンタを、是非お役立て下さい。

トラゼンタのHbA1c低下作用(投与24週)(BMI別サブグループ解析・単独投与群)

未治療の新規2型糖尿病患者にトラゼンタを単独投与した結果、BMI25kg/m2未満、BMI25~30kg/m2未満、BMI30~35kg/m2未満、 BMI35kg/m2以上のすべての群で優れたHbA1c低下作用が認められました。

なお、本試験における副作用発現率は、トラゼンタ単独投与で5.7%でした。